私とピアノ
ピアノの音色と共に
私の子供時代は、常にピアノの音色と共にありました。
と言いますのも、恩師 柴田淑子先生に我が家の一室をレッスン室として週に数回使って頂いていたからです。
レッスンのある日は、学校から帰ると既に玄関からピアノの音色が聞こえてくる状態でしたし、そしてそれはBGMのように夜9時頃まで続いていました。
師との出会い
私にピアノの手ほどきをして下さったのは前述の柴田淑子先生です。
優しさと包容力を兼ね備えた人格者である先生は、今でも私の憧れです。
また今思い返しても、あの時代にあって先生のレッスンは、音楽的にもテクニックの面でも本物でした。
どこかのほほんとしてマイペースな私が、今日までピアノ教師としてやってこられたのも、柴田先生の本物のご指導と、幼少期私の隣に張り付いて練習に付き合ってくれた母の存在があったからこそと感謝しています。
（先生と母の存在は、私にとって正に飴と鞭だったように思います）
友との絆
またこの頃、共にピアノを習っていた幼なじみが私を含め４人いました。
この４人に２人加えて「６つ美会(むつみかい)」と名乗り、ソルフェージュレッスンを受けたり、ことある毎に楽しいイベントをしていたのも良い思い出です。
この幼なじみ４人、それぞれ進む道は違いましたが、彼女たちとは今でもピアノという絆でつながっているように感じています。
私がめざすもの
ピアノは、私の人生に多くのプレゼントを与えてくれました。
そして今、私の目の前には「あの頃の私」が何人もいます。
その一人一人に私がもらったプレゼントを受け渡したい、そんな想いで日々子供たちと向き合っています。
ピアノとそれにまつわる全ての人に感謝の気持ちを込めて・・・。
渡辺佳架
講師：渡辺佳架
武蔵野音楽大学 ピアノ専攻卒業
リトミック研究センター指導者養成コースにて、初級、中級、上級を受講。
全日本ピアノ指導者協会（PTNA）指導会員。
SBS学苑 イーラde沼津校にて、大人の個人レッスン＆シニア初心者対象のグループレッスンを開催。
趣味：ガーデニング