♪ 手は語る?2

今回は、最も遠方から通って下さっている生徒さんです。

 

小田原からお出でのMさん。

 

お教室に通い始められた2年前には、既に子育てから解放され、沼津の地でのんびりピアノライフを満喫する日々を送っていらっしゃいました。

 

とばかり思っていた昨年秋、突然「来月引っ越します」との衝撃発言が・・・

 

(いつも雑談していたのに、何故今になって?) と戸惑う私。

 

しかも、お近くかと思いきや小田原とは!

 

二重の驚きでしたが、思えばどこか泰然として大人物の風格漂うMさんらしい気がしないでもありません。

 

そう言えば、昨年のモンクールはMさんにとって初参加の場でした。

 

けれどそんなデビューの場においても、Mさんは気負う事も舞い上がる事もなく演奏に集中していらっしゃったのを思い出しました。

 

演奏能力も高い方ですが、人間力も高い、そんな印象です。

 

もう一つ、何故かこの教室の大人の生徒さんに多いのですが、Mさんも例に漏れず手が大きい。

 

骨格のしっかりした恵まれた手をしていらっしゃるのです。

 

そんなMさんの手から今年モンクールで紡ぎ出されるのは、迫力のベートーヴェンでしょうか、それとも幽玄なるテンペストの世界でしょうか?

 

残り1ヶ月余り、お教室までの道のりは少々ありますが、少しでも納得の演奏に近づけるよう楽しんでお稽古していって下さいね!