ここ最近、「ロシアピアニズム」について発信する人が増えてきたように思います
私も、興味津々
何故かと言うと、ロシアピアニズムの独特なタッチで演奏すると響きが豊かになる事を体感したからです
と言っても、初めからロシアピアニズムのタッチと知って演奏していた訳ではありません
自分が求める音を出すために試行錯誤していたら、そこに辿り着いただけで、それがロシアピアニズムのタッチだと知ったのは、後からの事でした
そこで「ロシアピアニズム」について詳しく知りたいと思い、この本を買ってみました

この本の内容ですが、ロシアピアニズムの基本から丁寧に綴って下さっていて、とても勉強になりました
ただこの本にもある通り、未だ日本のアカデミックな場において、ロシアピアニズムはそれ程浸透していないようです
確かに、音大出の20代の元生徒さんに「ロシアピアニズムって知ってる?」と聞いたら、「知りません」と一刀両断にされました
SNSでも沢山配信されているのに不思議だなと思っていましたが、本を読んでその原因の一端が分かったように思います
ロシアピアニズムのタッチで弾くと、ピアノからはとても豊潤な音色が出てきます
これは、ロシアピアニズムのタッチで出す音が、倍音を多くまとって鳴るからです
ただスマホなど機械を通した音では、肝心の倍音がカットされてしまいます
つまり、SNS上で配信者がいくらその違いをピアノで伝えようとしても、なかなか伝わりにくいということなんです
現に、私からロシアピアニズムについて話しを聞いた生徒さんから、「興味を持ってyoutubeを観てみたけれど、その違いがよく分からなかった」と言われたことがありました
そこで、実際私がピアノで弾いたものを聴き比べて頂いたところ、「よく分かりました」となりました
その後、その方は熱心にこの奏法に取り組んでいらっしゃいます
生音で聴いて頂いた方が、明らかにその違いが分かる
というより、余りにも音色が変わる事に衝撃を受けるんです
そしてこれは、第一関節がある程度しっかりしてきた子供なら、どんどん取り入れていくべき奏法なんじゃないかと思っています
近年のショパン国際ピアノコンクールの優勝者、又は上位入賞者の殆どが、この奏法であることを思うと、益々自分の演奏ばかりでなく、レッスンにも取り入れたいと思う今日この頃です
ここからは、自分の備忘録として、この本の要約を載せていきたいと思っています
