ショパンコンクールの2次予選も終盤を迎えましたね
私の推しの中川優芽花さんも演奏を終えました
24の前奏曲、素晴らしかったです
この組曲、小ぶりな手の日本女性向きなのか、情感を表わしやすいせいなのか、2次予選に出場される日本女性3名がどなたも全曲演奏するようですね
中川さんの演奏も、前回出場された小林愛実さんを彷彿とさせる、というより、さらに情念のこもった演奏でした
今年のショパコンは、完璧無比とも言える演奏が多く、中にはコンクールでop10のエチュード全曲演奏などという天才少年までいるくらい
けれど、どんなに完全無欠な演奏でも、何故かBGM化できるものがあったりします
つまり、お洗濯物を畳みながら聴ける演奏もあるということです(すみません)
けれど中川さんの演奏が始まると、そんな手も思わず止まってしまいます
彼女の魂のこもった一音一音に耳を傾けざるを得なくなり、彼女の繰り広げる音の世界に問答無用で引きずり込まれてしまうんです
しかも中毒性があって、何回も聴きたくなってしまいます
そしてその対極にいるのが、もしかしたら牛田智大さんなのかもしれません
牛田さんの2次予選の演奏も素晴らしかったですね
音色がひたすら美しく、ノーブルで心が洗われるようでした
人生の雑多な想いや出来事を濾過して濾過して、最後に残った美しい結晶だけを散りばめて作ったような音楽
純粋培養とも言える演奏に、何故か両親への感謝の気持ちが湧いてきました
そんなお二人、どちらも残って欲しいですが、中川さんの所々に見受けられるミスが、どのように審査に影響を与えるか気になるところです
他に気になったのは、台湾人のコンテスタント、KAI-MIN CHANGさんかな?
たまたま動画に出てきて、「えっ?誰誰?」となりました
結果が楽しみです♪