ショパンコンクールが始まりますね♪
今年は、牛田智大さんのリベンジや15歳の日本人コンテスタントの出場と、気になる事柄が目白押しです
中でも最も嬉しい出来事は、ケヴィン・ケナーが審査員に名を連ねている事です
ケヴィン・ケナーと言われても、殆どの方はご存知ないでしょう
私自身も数年前、室内楽形式のピアノコンチェルトを聴きに行った時に知りました
美しい音色に自然な抑揚、楽曲の持つ魅力を余すところなく表現する演奏に魅せられて、彼の事を調べたりCDを買ったりしました
とは言え世間の認知度は低く、CDも大して売っていませんでした
何年か前、バイオリニストのチョン・キョン・ファの伴奏ピアニストとしてTVでお見かけしたくらいでしょうか
ケヴィン・ケナーはアメリカのピアニストです
彼自身も1990年、ショパンコンクールに出場した過去があります
第一次予選では、その圧倒的な抒情性と音色で優勝間違いなしと言われました
それが予選が進むうちに精彩をなくしていき、優勝どころではなくなりました
実は彼は胃腸が大変弱く、この時も体調を崩していたそうです
その後出場し3位になったチャイコフスキーコンクールでも、激しい下痢に見舞われていたというのですから不運としか言えません
そんな彼が結果の出せなかったショパンコンクールで審査員をする日が来るなんて、本当に感激です!
しっかりとこの世界で認められ地位を確立してきた証ですから
それも含めて今回のショパンコンクール、演奏と結果を興味を持って見守りたいと思います