♪ そして

前回の続きです。

 

自分の演奏を録音することで、初めて見えてくるものがあります。

 

 

それは、曲の解釈です。

 

もちろん、それまでも真剣に考えて、自分なりに「これ」というものを打ち出してはいるのですが、録音したものを客観的に聴いてみると、案外「違った」ということが出てくるものなのです。

 

形として残る、と思った途端に真剣度が増すんでしょうか?

 

または、いくつになっても自分の演奏を客観的に聴くことが難しい、ということなのかもしれません。

 

録音してようやく固まる、そんな感覚を毎年繰り返し味わっています。